気候変動への適応とは

平均気温上昇、集中豪雨の増加、さらに海面上昇など、地球温暖化・気候変動の影響にはいろいろありますが、それらへの対策は大きく2つに分けられます。ひとつは「緩和策」で、温暖化の進行を止めようとする対策です。二酸化炭素の排出削減や、化石燃料によるエネルギー消費の削減などがあります。もうひとつが「適応策」で、温暖化によって生じた影響に対して対策をとるものです。

例えば、低地の浸水被害に対して堤防建設や土地の嵩上げを行ったり、十分な収量を見込めなくなった農作物の品種を変更・改良したりすることが考えられます。

多くの気候の将来予測によれば、今後ある程度の温暖化は避けられないため、いかに温暖化およびその影響とうまくつきあっていくかが重要になります。